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HSS型HSPは「人と話すのが好き」の真実、4つの基本【好奇心系繊細さん】


もう嫌いな人は嫌ってください、いつまでも積極的に良い人でいる必要はありません。

自分の好奇心と環境について理解することができれば、それだけで心地よく生きる道を探すことができます。

どうもしょくのこです。

今回は【HSS型HSPは「人と話すのが好き」の真実】という話をしていきます。

今回の話は好奇心旺盛で刺激に敏感と言われるHSS型HSPの「会話のコミュニケーション」の部分に注目した内容になっています。

「好奇心旺盛な部分でコミュニケーションで失敗してしまう」と感じている方は特に参考になると思うのでぜひ最後までご覧ください。

◆今回の記事の内容

・HSS型HSPの「人と話すのが好き」とは?

・HSS型HSPは基本的に人を嫌わない

・HSS型HSPは初対面のコミュニケーションに強い?

・好奇心と環境の圧迫感で空回り

HSS型HSPの「人と話すのが好き」とは?

ここで言う「人と話すのが好き」とは「人間が好きだから話したい」というわけではなくて

どちらかというと

「話すという行為が好奇心を感じられるから好き」

という感じです。

この気質を自覚されている方は基本的に「一人で好奇心を楽しむのが好き」という人が多い傾向にあり

「話をするのが好き」の部分をもっと細かく言うと

「人が好きだから積極的に話かけにいく」というよりかは「話すという行為の好奇心を満たすためには人と関わらなければいけない」という感じでもあります。

もちろんこれはあくまでも考察ではありますが、みなさん今までの人間関係で話が盛り上がったときの様子を振り返ってみると、そう感じることありませんでしたか?

例えば「人にはあまり興味がないけど、相手の持っている経験には興味がある」という感覚

これらのことを念頭に置いて記事をご覧ください。

HSS型HSPは基本的に人を嫌わない

この気質を自覚されている方は「人を嫌う感覚があまりない」と話されることがすごく多かったです。

ここには

「人間はみんなフラットな関係である」

「相手にもいろいろな背景がある」

という感覚だったり

昔から感じている

「人を嫌いにはなってはいけない」

「自分が人を嫌うなんておこがましい」

みたいな思い込みもあったりします。

その影響もあってか「人を嫌いになることが少ない」というニュアンスですね。

中には「相手にすごくひどいことをされたのに嫌いになれない」

「嫌いな人にでも相手にとってすごく良い顔をしてしまう」など

自分が人を嫌いになれないことでモヤモヤして余計に苦しんでしまう人もいます。

私も職場や恋愛での人間関係で、ものすごく嫌なことをされたのに「嫌いになってはいけない」という感覚がどうしてもあって、強いストレスを感じる場面がすごく多かったです。

ただ、そもそも「人を嫌わないこと」を意識して人間関係を完璧にこなすって、ものすごくストレスや負担がかかることなんですよ。

だって人間誰しも嫌いな人っていますよね?

「嫌いな人を嫌う」

その当たり前のことが、気質の影響もあってか割り切れず、コミュニケーションで疲れを強く感じてしまうことがあるんですよ。

そして「人を嫌いになってはいけない」という気持ちと「好奇心で話したい」「気遣わなければいけない」という気持ちが合わさってしまうこともあり

その場合は後ろ向きな理由で人を嫌いになれず、コミュニケーションで無理をしてしまうんですよ。

でもここで根本的に理解しておいてほしいことがあって、人って別に嫌っていいんですよ。

ここで言う「人を嫌ってもいい」というのは「嫌いな人にまで良い顔をしなくてよい」「嫌いな人に積極的にかかわらなくてよい」ということなのですが

不思議なことにこの気質を自覚されている方って嫌いな人が迫ってきたときも、一番悪いタイミングの状況で相手にとって都合のいいように動いてしまう人が多く、それを直せなくて苦しんでいる人もいます。

なので嫌いな人はなるべく遠ざけるようにしてください。「遠ざける」という意識本当に大事です。

学校や会社などの組織の場合はある程度制限されますが、それでも限られた空間で避ける方法を身につけるのも大事です。

例えば、学校の人間関係が嫌だったら学校を休むとか、会社の部署の人間関係が嫌だったら異動できるか打診してみるとか

ほんの少し環境を変えるだけで劇的に生きやすくなることもありますし、嫌いな人と接するときに良い顔をしていても、より疲れるだけですし、時間を取られるなんて本当にもったいないですからね(-_-;)

ただ、誤解しないでいただきたいのは「無理やり嫌え」と言いたいわけでもないんですよ。

嫌いに感じる人がいても気遣ってコミュニケーションを取れるってすごい良いことですし、嫌いになろうとしてその人のことばかり考えて疲れてしまうこともありますからね。

私の理想は、その人から距離を置いて頭の中から徐々に意識をフェードアウトさせていくような感じで、それで縁が切れれば一番いいと思います。

HSS型HSPは初対面のコミュニケーションに強い?

HSS型HSP気質を自覚されている方は初対面の人に気軽に話しかけられる人が多い傾向にあります。

特に

「見知らぬ土地での一期一会の初対面に強い」

と話す方がとても多いです。

おそらくこの気質を自覚されている方は心当たりあるのではないでしょうか?

例えば、観光地を一人旅しているとき立ち寄ったお店の店員さんに観光地のことについて積極的に聞いたり

一人で行動しているときに誰かから話しかけられて積極的に受け答えをして、いつのまにか初対面の人の人生相談に乗ってたり、実際に複数人の方からこういう体験談聞いたことあったんですよ。

今話した例だと「それってやっぱり人が好きなんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、どうでしょうか?

もしそれが毎日にように起こっていたら、けっこうしんどいですよね?

私はこういうのが一か月に2,3回あるくらいは大丈夫ですが、それ以外は基本的に一人でいたいタイプです(^^;

ちなみに大切な人とかの場合は別です。

ここで言う大切な人とは「一緒にいても気遣わずに心地よくいられる人」です。

そういう方との時間は一緒にいれば癒されることもありますし、そこで好奇心を共有できたらもっと楽しいですからね。

私の場合だったら庭先で七輪でいろいろな食べ物を焼きながら食べながらのんびりしてるのが好きで、同じくらいの熱量でのんびりしてくれる人がいれば心地いいなと感じますね、

食べることとのんびりすることが好きなので(笑)

話が少しそれましたが、旅先とかで出会う人であれば一期一会でその後の関係とか普段の自分の状況とかを気にする必要はないですし、余計なことを考えず気が楽な分、普段の好奇心や気遣いの部分が圧迫されることなくいられるという感じですかね。

みなさんも初対面の人に表面上では人見知りすることってほとんどなくないですか?

むしろ好奇心や積極的な気遣いによって「人見知しりを全くしない人」「コミュニケーション能力が高い人」と思われてしまうことさえあります。

でも実際心の奥底にあるのは「人見知り」で

「一段階目の心のドアは常にオープンだけど、二段階目の心のドアが開くことはほとんどない」

みたいな感じなんですよ。

それが「人間関係において本音が話せない」という部分で、モヤモヤしてしまっている人かなり多いです。

これは「HSS型HSPは基本的に人を嫌わない」で説明した「嫌いな人を嫌ってはいけない」という気持ちや「持ち前の好奇心」だったり「積極的な気遣い」などのある意味「気質の矛盾している行動の影響」もあるのではないか?思います。

好奇心でと環境の圧迫感で空回り

この気質を自覚されている方は「初対面の人とのコミュニケーションは得意な傾向にある」と説明しましたが、そんなときでも好奇心や気遣いが暴走してしまうこともあります。

例えば「自分が興味のあることをすでに体験している人」がいたら、好奇心が前のめりになりすぎるくらい積極的に話しかけて相手を引かせてしまったり

反対に、興味がない話でもその場の空気を感じ取って「この話は黙って聞いておいたほうがいいな」と気遣いの好奇心の部分が出て

相手の話に耳をかたむけつつ、自分がすごく疲れるとわかっているのに相手が話しやすいように過剰に、積極的に、悟られないようにサポートしてしまうこともあります。

ちなみに「積極的に相手の話のサポートをする」という部分のドツボにはまって

「話す」という自分の好奇心を満たしたいのに「相手が気持ちよく話せるように尽力する」という矛盾した行動を取り、それを繰り返して人と関わるのが嫌になってしまう人もいます。

自分がそうなってしまう状況が整理できていないといいますか

これは会話で好奇心を発揮できない環境であったり、相手のことを積極的に気にしすぎる部分があるがゆえに、矛盾やギャップでコミュニケーションが一時的にコントロールできなくて暴走してしまうみたいな感じでもあります。

私の印象ではHSS型HSPを自覚されている方は行動力があったり、すごい経験をされている方が多いと感じていて

さらに実際に話してみると、会話の緩急や言葉の表現力が豊かだったり、理想を思い描きつつ現実を見つめていたり、会話をしているときにけっこう引き込まれたりするような気もするんですよ。

ただこれが「仕事で活かせるか?」というと微妙なんですよ(-_-;)

例えば、接客業などの「お客と従業員」という、世の中のイメージでいうと「対等ではないような環境である場合」はこの良さが全く発揮できないことがあります。

とある20代の男性の話です。

彼は「人と話すのが好き」だと思ってとあるホテルで働き始めたのですが、そこは少し厳かな雰囲気な職場で、働き始めてすぐに実感したのは「ここでは好奇心を持って接客をすることは失礼になる場合が多い」ということです。

厳かな雰囲気のホテルって想像できますかね?

「格式の高い雰囲気」とか「従業員がクールにお客さんをサポートをする雰囲気」みたいな感じですね。

そういうホテルのお客さんの中にもときどきすごい話好きの方がいらっしゃっていたのですが、その話が彼のものすごく興味のある分野だった場合、思わず相手が話す熱量を上回る勢いで話をして空回りしてしまうことがありました。

お客さんからしてみると「なんだこの従業員は?」と思われてしまい、他の同僚から見た場合も「仕事中にお客さん相手に一人で何を盛り上がっているんだ」と怪訝に思われてしまう。

これが小さな旅館や民宿、ゲストハウスなどのお客さんと従業員との距離が近い場合は「君と話をしたくてまた泊まりに来たよ」とリピーターになってくれることもありえますが、厳かで格式の高い雰囲気のあるホテルの場合は、その好奇心は場違い感がありますよね?

そういう経験をしたあとに場違い感に気づいた彼は、興味のある話を聞いたときに好奇心を抑えて仕事をするようになったのですが、自分の興味のある分野を共有できる人に巡り合えたにもかかわらず、抑えなければいけない環境が辛くて結局半年で仕事を辞めてしまったそうです。

でもその後、お客さんと従業員との距離が近いゲストハウスで働き始めてからは接客中に多少好奇心が強く出ても、むしろお客さんとその好奇心を共有できることもあったりして

自分の本音と仕事の環境がミスマッチすることなく心地よくいられてるそうです。

それでもときどき彼は好奇心が暴走してしまうことがあったり、本来人と常にコミュニケーションをとっていたいわけではないので、接客仕事で疲れてしまうこともあったそうなのですが、ホテルで働いていたときよりかは自分が矛盾した気持ちを抱えることなく働けているそうです。

「自分が矛盾した気持ちを抱えることなく働ける」

この感覚はHSS型HSPを自覚されている方は大切だと思います。

特に好奇心がでたときにあらゆる刺激や環境でそれがうまく発揮できないのは相当なストレスになる場合もあるので

もし今の環境に悩みがある方は自分の矛盾した気持ちと環境を照らし合わせて、自分が心地よくいられる環境を整理して探してみてはいかがでしょうか?

今回は【HSS型HSPは「人と話すのが好き」の真実】という話をさせていただきました。

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