相手を喜ばせるに自分が疲弊していては意味がありません。
どうも、しょくのこです。
今回は「HSS型HSPは相手を喜ばせるためにちょっとした嘘をついてしまう」という話しをしていきます。
◆今回の記事の内容
・HSS型HSPの気遣いとサービス精神
・過剰なサービス精神による弊害
・「ちょっとした嘘」の対処法
HSS型HSPの気遣いとサービス精神
「相手を喜ばせるためにちょっとした嘘をついてしまう」
この言葉を聞いてドキッとした人もいるのではないでしょうか?
好奇心旺盛だけど積極的な気遣いで動いてしまうこともあるHSS型HSPは
誰かを前にしたとき、自分のことはまず置いておいて相手を元気づけたり、励ましたりするような行動をとってしまうことがあり
気づけばそれが当たり前になって、自分に心のケアが必要かどうかわからなくなることがあります。
そのうえ相手を心配させないように本音を隠して行動したりすることもあるので
自分の抱えている本音に気づかず対人関係で無意識に疲れやすくなってしまう部分もあり
これは「サービス精神」だったり「心配されて気を遣われたくない」という気持ちの現れだったりします。
ただ、それを完璧にこなそうとしても体や頭が追い付かないときがあって、そういう状態で「相手を心地よくするためにはどうしたらいいのだろう」と考え
そこで手っ取り早いちょっとした「嘘」のサービス精神で出てしまうんですよ(^^;
「ちょっとした」というのがポイントです。
例えば
普通に話せばいいことを「相手へのサービス精神という名の気遣い」で
「少し面白くして話したほうがいいかな」と勝手に思い込んで付かなくてもいい小さな嘘をついてしまうんですよ。
みなさんもそういう経験ありませんか?
そして相手を盛り上げるためだったり、心配させないために、とついた小さな嘘はいつの間にかとても大きな嘘になっていって後々自分を苦しめることになります。
世の中「ちょっとした嘘」は当たり前?
実は「ちょっとした嘘」って本人が自覚してないこともあります。
普段から周りを気遣った行動を積極的にとってしまうHSS型HSPの中には息を吸うように気を遣っている人もいて、本人が自覚のない状態だからこそ小さな嘘を付いてることがあるんですよ。
ちなみにここでいう「ちょっとした嘘」は冒頭でも話した通り、相手へのサービス精神だったり、心配させないようにするための嘘です。
人を騙して陥れるような悪い嘘ではありません。
どちらかというと「円滑なコミュニケーションを図るための嘘」です。
「円滑なコミュニケーションを図るための嘘」のわかりやすい例は「社交辞令」です。
みなさんも社交辞令の言葉を使ったことあると思うのですが、そういうことに対して「嘘をついてしまった」という罪悪感が無意識に溜まっていってしまう人もいます。
このような社交辞令を含め、日常のコミュニケーションの中で「ちょっとした嘘になってしまうこと」って本来ならよくある話でそこに悩む必要はあまりないのですが
人間関係にストイックな部分を持つ人も多いHSS型HSPはそこを過剰にとらえてしまうのではないか?と感じています。
「ちょっとした嘘」を自覚している人の場合
先ほど「息を吸うように気を遣っている部分でちょっとした嘘が出る」と話しましたが
ちょっとした嘘に自分で気づいている人もいて
そういう人の場合はちょっとした嘘をついたときに「うわぁ…今つかなくてもいい嘘ついちゃったな」と反省してすごく落ち込んでしまい
自分に対してストレスを感じているにもかかわらず、誰かと相対すると好奇心と積極的な気遣いが再び現れて、自分が疲れる行動をとってしまうんですよ(^^;
しかも、何十年と自然にそれをやってきた方はちょっとした嘘を自覚してもなかなか直せないんですよ。
「ちょっとした嘘」の対処法
HSS型HSPは相手へのサービス精神と同時に「ちょっとした嘘の反省の繰り返し」を自分の矛盾に悩んでしまうことがあります。
嘘を付きたくないのに「相手のためにはちょっとした嘘で話したほうが相手が望む形になるだろう」と勝手に思い込んで話してしまうというか
ただ、あくまで思い込みでしかないので相手が望むことに100%合っていることはなく、ちょっとした嘘をついて話そうが、ありのまま話そうが、相手の望む形にコミュニケーションを取ることは不可能なんですよ。
なので、もしあなたがちょっとした嘘をついて相手の望む形に合わせようとしてしまう場合はまず「ありのままに話すことを意識して会話の練習」をしてください。
例えば
日常の会話でも考えなしに好奇心と気遣いで話すのではなく、ありのままの話を頭の中で思い浮かべ、それを丁寧になぞるようにゆっくり話していく、そして相手の反応をうかがってください。
おそらくちょっとした嘘をついたときと反応に差はないと思います。
もちろん話す相手も重要です。
マウントを取ろうとしたり、あら探しをしようとする人に話してもこの練習には意味がないので、それこそありのままを受け止めてくれる人に話してください。
そして、この練習を積み重ねることで会話で「ちょっとした嘘」をついてしまう癖を徐々に減らしていくこができ
「わざわざちょっとした嘘をついて話さなくてもいいんだ」精神的に軽くなり、気遣いの度合いを下げていけるようになります。
今回の内容の復習
HSS型HSPは相手に対して気を遣いすぎるからちょっとした嘘をついてしまう。
でも、そのちょっとした嘘に自覚がなく罪悪感やストレスが溜まってしまう場合もある。
ありのままに話す会話の練習をすることでちょっとした嘘をついてしまう癖を直すことができる。
ありのままの会話ができるようになると会話で気を遣いすぎることがなくなり、ストレスを感じにくくなる。
みなさんもぜひ会話の際は「ありのままに話すこと」を意識してみてください
今回は「HSS型HSPは相手を喜ばせるためにちょっとした嘘をついてしまう」という話しをさせていただきました。
◆私がおすすめの癒しグッズも紹介しておきます↓
※Amazonアソシエイトでリンクを作成しています。