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【好奇心系繊細さん】HSS型HSPは圧迫感が嫌い?


圧迫感を感じる場所に居続けるより、心地よい場所にいて好奇心を存分に発揮したほうがいいと思いませんか?

どうもしょくのこです。

今回は「HSS型HSPは圧迫感が嫌い」という話をしていきます。

ちなみにここでいう圧迫感とは

「精神的なもの」「物理的なもの」

どちらのことも指しています。

好奇心旺盛で刺激に敏感なHSS型HSPを自覚されている方は、何かに縛り付けられたり、抑えつけられたりすることを嫌う方が多い傾向にあり

今回の記事ではそんなHSS型HSPが自分らしくいられるためのヒントを紹介していきます。

◆今回の記事の内容

・HSS型HSPが感じる精神的な圧迫感の原因と対処法

・HSS型HSPが感じる物理的な圧迫感の原因と対処法

・自分の本音ではない夢を描いてしまう理由

・「人のために動く」「自分のために動く」の真実

HSS型HSPが精神的な面で縛られてしまう例

この気質を自覚されている方が「精神的に縛られてしまう場面」の実体験で多かったのは

「理解を示してくれない親との同居」
「職場に難しい気質の人がいる」

という環境でした。

みなさんも心当たりありませんか?(^^;

理解を示してくれない親との同居の場合

まず、こういう親と一緒に暮らしていると「自分は理解されないんだ」という気持ちを日常的に感じてしまうことがあります。

好奇心でいろいろ動こうとしたときに

「どうせ〇〇だから辞めておきなさい」

「そんなことして何になるの?」

と言われたりして、好奇心を止められてしまうという感じですね。

そして、だんだん好奇心を発揮することが億劫になってしまい表現しなくなっていくのですが

その間も好奇心のフラストレーションは溜まっていくので圧迫感を強く感じるようになっていきます。

職場に難しい気質の人がいる場合

これは職場にいる特定の人のことを常に気にしてしまったり立ち振る舞いとかを見て

「あの人はどうやったら変わるのだろうか」みたいな考え方をしてしまったり

簡単に言えば

「気を取られている」

という状態です。

ときどき職場にそういう人いますよね(^^;

常に不機嫌だったりする人、マウントを取ろうとする人、嫌味しか言わない人、気に入らない人に対してあからさまな態度をとってる人など

でも、そういう難しい人にただ気を取られているだけでなく、なるべく人間関係において「平和にいたい」と思って

その難しい気質の人に合わせようともするのですが、うまくいかないことのほうが多く

「積極的に行動していいのか?」と悩んでしまったり

「自分は間違ったことをしてないだろうか?」というのを気にしてしまって

それが過剰になって思うように動けなくなっている

まさに圧迫感を感じている状態という感じですね(^^;

ここには「自分が何かしたらあの人に何か言われるかもしれない」みたいな心配もあったりします。

本来気にせずに割り切って仕事をすればいいのですが、それを無視して仕事に取り組むのって本当に難しいんですよ。

私も対応の仕方が難しい人が職場にいたときに「あの人とはどう接したらいいのだろうか…」ということが気になって注意力が散漫になることありました。

好奇心で集中できている状態になれればいいのですが、なかなかそういう状態になれなくて組織での仕事では特に苦労してましたね。

精神的に縛られてしまう環境のいる場合の対処法

まず今現在、精神的に縛られてしまうと感じる環境にいる方の場合は

「自分がいつも気になってしまう難しい人」がいるときと、いないときの自分の身体のパフォーマンスを観察してみてほしいです。

おそらくいないときのほうが圧倒的に身体のパフォーマンスがあがっていると思います。

それが自覚できたなら今度は物理的なもので「その人がいる側」に壁を作ってください。

例えば、デスクが並んでいる職場などでは「表紙に大きくタイトルが書いてある自分の好きな本をタイトルを自分の方に向けて置く」とかですね。

これは自分の好きなものを置いて嫌な人からの刺激を受けないように、ある意味「バリアを張る」という感じです。

今の説明では本と言いましたが何も本だけでなく、会社がOKならなんでも大丈夫です。

フィギアとか観葉植物を置くという人もいました。

立ち仕事をしていてデスクなどがない職場の場合は、ポケットなどに入れられるもので好きなものを持ってたりするとよいそうです。

ちなみに私の場合、立ち仕事や接客仕事をしていたときは自分の好きな料理に関するものをポケットに入れていて、休憩時にときどき眺めたりすることもありました。

意外と落ち着いてくるんですよね(笑)

HSS型HSPが物理的な面で縛られてしまう例

これの例を挙げるとすれば「マスク」や「帽子」などです。

この気質を自覚されている方で「覆われる圧迫感が苦痛」という方がすごく多かったです。

私自身も帽子を被るのは好きではありません、というか嫌いです。

頭に締め付け感がすごく嫌なのもそうですが、自分が「通常の状態」で動いていない感覚が嫌いでして、帽子をかぶると目に見えて身体のパフォーマンスが下がったりもしますね。

これわかる人います?

「じゃあ服を着ること自体も嫌なのでは?」と言う人もいるかもしれませんが、中にはそう話す人もいましたね。

私の場合はそこまでではないですが、首から上に対してだけは何かに覆われてる感覚が嫌いでした。

マスクも同様で「口の周りが何かに覆われている違和感」がすごく苦手です。

物理的な圧迫感の対処法

これはとてもシンプルで「自分を物理的な何かで覆わないといけないところには行かない」です。

満員電車に乗らないとか、刺激の多い場所には行かないとか

「そんなこと言ったら仕事なんかできないだろう」と言う人もいるかもしれませんが

HSS型HSPを自覚されている方はたくさんの刺激に触れ続けるところで、心地よく過ごしていくにはすごく工夫が必要で

その工夫に疲れてしまうのであれば

刺激を受けすぎなく、自分のタイミングで好奇心を発揮できるような環境に移るのがおすすめです。

刺激が多いところに居続ける場合は、自分の気質についてよく観察し、自分の中の我慢できる限界のラインを見定めることが非常に大事です。

HSS型HSPが自分に意識を向けることの重要性

ここでHSS型HSPの自分への意識について触れておきます。

HSS型HSPを自覚されている方は、人に対して興味関心があってお節介をしたがったり、必要以上に気持ちを汲もうとしたりする反面

自分の気持ちを自分自身で汲んであげることが苦手という人が多い傾向にあります。

自分の行動を振り返ってみるとどうでしょうか?

「外部からの刺激で身体が動きまくってる」ということないですか?

よくよく考えると「自分の内部から湧き上がるもので身体を動かすこと」ってありますか?

日々の行動でもそうですが、おそらく夢なども同じことが言えると思います。

「外部からの刺激を受けてそれに向かっていき、それが自分の夢だと思いこんでしまう」

もちろんそれが悪いというわけではありません。

というかほとんどの人はそうやって夢を見つけるのだと思います。

ただ、HSS型HSPを自覚されている方の場合は気質の向く方向によっては、本人が一番動きづらい選択をしてしまっている場合もあると感じています。

私の例でいうと、昔から子育てをする母親の大変さの話を身内や親戚、職場の上司からよく聞くという環境で育ったので

「子育てをする人たちのために何かをしたい」という夢をもったこともありました。

自分で言うのもなんですが傍からから見れば立派な夢だと思います。

でもよくよく考えてみると、私はそういう夢を持ちながらも具体的な行動を取ろうとしなかったのです。

というか取れなかったのです。

なぜかというと私が「多くの刺激に耐えられなかった」からです。

そもそも自分は子育ての経験はなく、子育ての大変さは聞いた話、つまり外部からの刺激を感じとり、そこに引っ張られて作られた夢でした。

刺激に引っ張られて行動して疲れている時点で自分の夢と言えるかは微妙ですよね?

実際に行動に移そうとしても、思いっきり行動できていないと常に感じていて、それこそアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような感覚もありました。

しかし、あるときそんな感受性で動いている自分に気付かされることがありました。

それは「あなたの誰かのために行動したいという気持ちは本当だと思うけど、自分のために行動したいという気持ちが感じられない」と言われたからです。

これは同じHSS型HSPを自覚されている年配の方に言われたことなのですが、私はそれを聞いた途端にハッとしてしまいました。

それまで私は「誰かのために行動するのが正しいことだ」と思いこんでいたからです

おそらく、今この記事を読んでハッとした方もいるのではないでしょうか?

そして、続けざまに言われたことが

「自分のために動いてこそ、周りのために動けるようになる、自分のために動けていない人が周りに気遣ったり、おせっかいしたりするのは、そういう名の甘えや依存である」

どうですかみなさん?

ぐさっときませんか?(^^;

ちなみに私の場合はこれを言われたときに身体を貫かれたような感覚がありました。

この無自覚の甘えや依存から脱却するには自分の感受性の動きをよく観察するのが大事です。

なので、この話を聞いてから私は自分の感受性について観察するようになり

それができるようになってようやく自分らしく生きられるスタートラインに立てたような気がしました。

さらに、普段から自分の感受性の動きを観察するようになって、私は自分の夢の方向を見つけることができました

それは「悪い疲れ方をしないでいたい」ということです。

「自分の嫌いなものに囲まれて疲れるより、自分の好きなものに囲まれて疲れることが心地よくて好き」

という自分の本音に気づけたんですよ。

とてもシンプルですし、誰もが当たり前に思うことかもしれませんよね?

でも私はそんな当たり前なことに気づくのに大きく遠回りをしていました。

これあるあるかもしれないですが、HSS型HSPは答えを求めて外の世界を見続けて、大きく遠回りして本当に大事なことを自分の中に見つける人が多いような気がしています。

「自分に近い大事なものほど気づかない」というか、これは他人を見続けて他人との境界が薄くなってしまう気質の特徴も関係していると思います。

そして、今話した夢に絡めて先ほど話した子育てをする方のために役立つことを考えられるのでは?と思えるようになりました。

そういう方々の「役に立ちたい」という気持ちではなく、むしろ自分自身が居心地が良い場所を作り、そういう人たちに自由に使ってもらって

あくまでも自分が誰かのために動いて悪い疲れ方をしない、必然的に誰かの役に立つような感じですね。

自分のことに意識を向けて必然的に誰かに役立つようになる夢ってある意味HSS型HSPの理想の夢のような気がします。

余談:田舎とマスクと帽子と圧迫感

田舎の狭い地域に住んでいるHSS型HSPを自覚されている方が

「顔見知りと出会うのが嫌だから帽子やマスクをしているんだけど、それがすごくストレスに感じる」

とおっしゃっていたのですが、この「やむを得なく人の目を気にしてマスクや帽子をかぶる」のは間違いなく大きなストレスになります。

本来は何にも覆われたくないのに

「他人の刺激から身を守りたい、でもそれは本来の自分じゃない気がする」という感覚

そこに田舎ならではの「しがらみ」などで

精神的名なもの、物理的なもの、どちらも含んだ圧迫感があったそうです。

この場合、ストレスを溜めるのはもちろん自分の良い感受性を麻痺させることにもなりかねません。

自分の本音に反して感受性を抑えつけてるみたいな感じですし、もし狭い田舎でそうなっている方の場合は、思い切ってその田舎から飛び出ることをおすすめします。

と言ってもいろいろな事情で外に出られない方もいると思いますので

そういう方の場合はその田舎に移住してきた方や一度都会に出てから戻ってきた人などと話せる場所に出向くのがおすすめです。

そして、そこで外の世界を見てきた人の話を聞くだけでも感受性を麻痺させないことにとても役立ちます。

今回の内容の復習

・HSS型HSPは精神的、物理的圧迫感が嫌い

・隣に嫌な人がいるときはその人側に好きなもので壁を作る、壁を作れない場合は自分のポケットに好きなものを入れておく、そうすることで他人を気にしてしまうことを防ぎ身体のパフォーマンスをあげられる可能性もある

・帽子やマスクなど自分を覆う物理的圧迫感が嫌いな場合はそうしないといけない場所にはいかない、どうしてもいかないといけない場合のみ使う

・HSS型HSPは自分の内側に意識を向ける必要がある、自分の内側に意識を向けることで自分らしい生き方、本当の夢を見つけるヒントを発見できる

・人のために動く前に自分のために動くことで感受性のギャップを感じて疲れてしまうことを防ぐ

・HSS型HSPの大事なことは身近にある場合が多く、それに気づかないこともあるので遠くを見て動く前に自分の手元をよく観察することが大事

みなさもぜひ参考にしてみてください

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