「八方美人は貴重なスキルです、それの活かし方と向き合い方がわからないだけです」
どうもしょくのこです。
今回は「HSS型HSPは演劇に触れるべき」という話をしていきます
ここでは分かりやすく「演劇」と言っていますが、おおまかに言うと「演じること」です。
HSS型HSPの日常の「演技」
まず、HSS型HSPを自覚されている方は
好奇心旺盛で人の気持ちにも敏感と言われ、他人との境界線が薄くなってしまうことがあります
この気質の特徴はマイナスなことばかりじゃなく「好奇心の感性を磨くための才能」としてとらえることもできます。
なので、今回の話ではこの
「他人との境界線が薄くなってしまうこと」を活用し「自分の可能性」を広げるための方法と実例について解説していきます。
ちなみにここでいう「自分の可能性」とは
仕事の幅が広がったり、新しい趣味を見つけられる
という意味です。
あと「演劇はハードルが高い」と感じる方も多いと思うので
記事の後半では演劇の他に「すぐ実践できる自分の可能性を広げられる方法」も紹介していきます。
HSS型HSPが演劇から得られる良い影響
まず、みなさんは「演劇」を経験したことありますでしょうか?
おそらく演劇を経験するって小学生ぐらいまでに数回あるかないかぐらいじゃないですか?
中学生以降は演劇部やサークルなどに入るくらいでしか経験することはないと思いますし、普段の日常で演劇に触れる人はおそらくすごく少ないですよね?
でも、HSS型HSPを自覚されている方の場合は
「誰かと会うときは無意識に何かの役になりきってる」
と感じている方が多い傾向にあります。
いわゆる「キャラ」というものです。
「それは誰だってそうじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが
HSS型HSPを自覚されている方の場合は
「自分を守るため」とか「みんなに合わせるためのキャラ」というよりは
無意識で積極的に相手のために何かをしてあげたいというキャラになっている
という感じで
これは「喜んでもらいたい」「迷惑をかけたくない」という「他人思考」のような感じです。
おそらくこの記事を読んでいる方で自覚している人もいると思います(^^;
この無意識って実は演劇をするにあたって「すごくいいものになる」と感じる部分があります。
だって誰かと会うときに365日何かの役に無意識になりきってるって「365日演技の練習をしてる」ようなものですし、しかも基本的には人の気持ちに積極的に寄り添おうとしてしまうので
「全員に対して1つのよそ行きのキャラ」ではなくて
「一人一人に合わせたキャラ」を無意識に選択してる
という感じでもあります。
いわゆる「会う人の数だけキャラを持っている」みたいな感覚です。
これは間違いなく演劇に役立ちます。
「他人との境界が薄くなってしまう気質」はリアルの人に対してだとトラブルをまねくことが多い傾向にあり
面と向かっている相手が1人だとしても、その周りにもかかわっている人がたくさんいて
そういう部分でも知らず知らずにトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
でも演劇の場合は「演じる役が架空のもの」なので、境界が薄くなるほど入り込めますし、演じる役は1人かつ、「決められている演劇の枠」というものに収まっているものなのでトラブルを気にして自分を遠慮する必要がないんですよ。
そして、ここで「演じること」のコントロールができるようになれば、日常で誰かと会うときに「相手のことを思ったつもりの無理やりなキャラ」を演じてしまうのを防げるようになります。
HSS型HSPが自信を持つべきキャラ変化
HSS型HSPを自覚されている方はキャラのスイッチの切り替えが意識的にできるようにならないと
気質の影響か「相手に合わせたストレスを感じてしまうキャラ」を演じてしまう可能性が高いです。
しかし
「好奇心旺盛で一つのことに集中しやすい」
「誰かを喜ばせるためや誰かのために自分を表現したりするときには羞恥心より好奇心のほうが勝ることが多かったりする」
という特徴を持つ人も多い傾向にあるので
「演じる」経験を積み重ねることによって、人生において自分の可能性を広げるのに多いに役立つとも言えます。
仕事でいうと例えば、営業やインストラクター、カウンセラーとかです。
磨いた演じる技術を持ってすればHSS型HSPはこれらの職業はすごく向いてると思います。
ただ、注意したいのはこれらの職業で「プレッシャーを感じる環境になると全く力が発揮できない」ということもあるんですよ(^^;
先ほど挙げた例の「営業」であれば
競争のある営業活動が主な会社の場合は良さが活かせなかったりする、反対に競争がない営業活動だったら面白いように契約が取れたりする人もいるんですよ。
これは昔演劇部に所属していたHSS型HSPを自覚されているの男性から聞いた体験談なのですが
お弁当配達の仕事で、配達ついでにお客さんと演劇部時代に培った少し特殊で多種多様な雑談をしていたら面白いように他の契約が取れるようになったそうです。
メインは配達仕事で営業活動は付随したものなのですが、全くプレッシャーのない状態でほんとにただの世間話をしたら
「他に良さそうなものある?あなたが進めてくれるのなら買いたい」と向こうからおっしゃってくださる方がすごく増えたそうです。
いわゆるその男性に魅力を感じて「ファン」になってくれたという感じですかね(^^)
ちなみにその男性は営業の仕事ぶりを買われ営業部署に配属されるようになったのですが
そこは「営業での競い合い」のようなものがあり
その部署に移った途端に営業成績が最下位になってしまったそうです。
また、その男性が配達担当から外れたことで契約を解除したというお客さんもいたとのことです。
本人いわく「商品を売らなければ」というプレッシャーを感じる状態だと自分の気質の良さがうまく発揮できなかったらしいんですよ(-_-;)
ちなみにその男性は再び配達担当に戻り、付随した営業活動は順調に戻ったそうです。
もう1つ実例をだすと
これは演劇サークルに所属していて就活をしていたHSS型HSPを自覚されている女性なのですが「面接に緊張すること」がなかったそうです。
「演劇の演者として舞台に立って自分を表現していること」に慣れていて
面接の場は自分を一番よく見せることができる舞台だと思っていたそうです。
演劇で身につけた「好奇心を表現すること」と「HSPの人の気持ちに寄り添える気質」を理解し
うまく自分の中に落とし込み、人から魅力的に見られる行動が自然とできるようになっていて、受けたすべての会社から内定をいただけたそうです。(確か7社ほどとのこと)
これは本人いわく
「違う価値観の世界をたくさん見て演じ、目の前の小さなことで動揺することがなくなったのもあるかも」
とのことでした。
実はこの女性、小学校のときから集団生活に馴染めず居場所がなくて辛かったらしいのですが
高校で演劇に出会い様々な価値観に触れ、自分の気質を認めることができるようになり、人生が劇的に良い方向に向かっていったそうです。
どちらの方も多くの価値観に触れ、見聞を広めていたからこそ自分の気質を認め、それを活かせるような人生を歩めているのだと思います(^^)
HSS型HSPは演劇鑑賞もおすすめ
演劇は経験するのが一番いいのですが、見るのもすごくいいです。
「リアルタイムで人の表現を感じられる」ってとても良い刺激を受け取れますし、機会があるなら積極的に見に行ってほしいとさえ思います。
先ほどの実例では演劇について説明しましたが
動画の冒頭でも説明したように、何も演劇に限定しているわけではなく
「演じる経験や見聞を広めて自分の価値観と違うものにたくさん触れること」
が自分の好奇心を磨き、HSS型HSPを自覚されている当人を魅力的な人物にしていくのだと思うんですよ。
先ほど営業仕事の実例を出しましたが
インストラクターやカウンセラーなどにも演じる経験が役立つと言えます。
誰かを支えなければいけないというプレッシャーを感じて接するというよりかは
「私の見ている好奇心の感受性の世界を一緒に見て、そこにあなたがわくわくするものはある?」
と問いかけて一緒に手を引いて歩んでいくみたいな感じですね(^^)
あと、営業仕事の例の中で「誰かがファンになってくれる」という話をしましたが
この「誰かがファンになってくれる」というのは仕事や趣味、人生において自分の可能性を広げてくれる大事なものになり、頑張れる糧にもなるんですよ。
もちろん、ただファンを増やすために気に入られる行動を意識するのではなく
あくまでも
「自分の好奇心と感受性を表現してそれに魅力を感じてファンになってくれる人が自然と増えていく」
というのが理想です。
無理やり演じて気に入られるような行動すると結果的にストレスをためてしまうので(^^;
HSS型HSPが演劇以外で自分の表現の可能性を広げる方法
ここまでは自分の可能性を広められる「演劇」について話してきましたが
ここからは演劇以外でHSS型HSPが手軽に自分の可能性を広げられるかもしれないことについて説明していきます。
記事の最初でも話した今すぐにでも始められることです!
HSS型HSPが自分の可能性を広げられるかもしれないこと1つ目「朗読」
これは表現の練習なのですが、みなさんは朗読ってしたことありますか?
音読ではなく朗読です。
朗読には「感情を込めて読み上げる」という意味があります。
おそらくみなさん「朗読」の経験は少ないと思います。
学校の授業くらいでしか文章を声に出して読むということはないと思いますし
ましてや「感情を込めて音読する」って思春期の学生にとっては恥ずかしく感じることですし、学生時代に「音読」はしても「朗読」をしている方は少ないと思います。
でも。この「朗読」ってHSS型HSPを自覚されている方が
自分の魅力を磨くためには手軽にできる良い方法なんですよ。
朗読の仕方もいろいろとあり
例えば
物語りのある小説のような文章の場合は
登場人物になりきって読んだり、ドキュメンタリーの本であればナレーターのように読んでみたり
さらに、表現をより磨くためには、この「朗読した自分の声を録音して聞くこと」も大事です。
「自分以外の人に声がどう聞こえているか?」を知ることってすごく大切で
もし聞いた自分の声に不快感を感じた方は特に朗読することをおすすめします。
朗読を積み重ねることで自分の声に違和感がなくなっていき、さらに深みなどを含め自分の今までの経験が言葉に出てきて、それが自身にも魅力にも繋がるんですよ。
私も話し方の練習としてスマホのボイスレコーダーを使いながら小説を朗読している時期もありました。
最初は朗読した自分の声を聞くことが恥ずかしかったのですが、そこで培った口の動かし方などが日常会話やYouTubeで話すときに活かされています。
しかも、それで人の役に立てたことを実感できるようになってからは、楽しさを感じるられるようになり、今ではストレス解消にさえなっています(^^)
HSS型HSPが自分の可能性を広げられるかもしれないこと2つ目「ものまね」
ちなみにここでいうものまねは「声真似」「動作のマネ」の2つが主なことです。
みなさんは「ものまね」ってしたことあります?
おそらくこの動画を見ている方はしたことがある方が多いと思います(勝手に決めつけてすみません(^^;)
学校の帰り道やお風呂に入ってるとき、自分の部屋で漫画を読んでるときとか
「演劇」や「朗読」と似ていますが「ものまね」も自分の魅力を磨くために気軽にできることの1つなんですよ。
私も昔からお風呂とかでなんの気なしに好奇心で突然ものまねをしたくなったりすることがあって
「ものまね自体が楽しい」というより「目標とするものまねに近づかせていく過程」がすごく好きでした(^^)
「上手い、下手」とかではなく、近づかせるためにはどうしたらよいか試行錯誤していくのが楽しいというんですかね。
この「繰り返しものまねの試行錯誤を行う」のが自分の好奇心の表現を魅力的にすることにも繋がるんですよ。
ちなみに、私の場合は「職場で仕事のできる方のものまねをする」ということもしていました。
仕事においてはこれがけっこう役立っていました。
今紹介した2つを実践することで、魅力を感じてファンになってくれる人を増やすこともできるはずです。
ここでも注意が必要で
自分を表現することばかりに夢中になってしまうと相手に不快感を与えてしまうので
表現をバランスよくコントロールすることが大事です。
なので、できれば演劇の経験もあったほうがいいと個人的には思います(^^;
演者と普段の自分を「意識的に切り替えるすべ」や「コントロールするすべ」を身につけられるのもそうですし
本当の意味で相手にとっても自分にとっても負担のかからない状態でいられるようになれる可能性が高いです。
今回の記事の内容の復習
・HSS型HSPは他人との境界が薄くなってしまう気質を演劇という舞台で役立たせることができる
・演じる経験をすることによって好奇心の感受性を磨いて魅力的な自分になれる可能性が高い
・HSS型HSPは魅力を磨きファンを作ることによって仕事や趣味などで自分の可能性を広げることができる
・魅力を磨くためには演劇以外に「朗読」や「ものまね」も有効でこれらを練習することによって表現の幅が広がり自分の魅力の伝え方も分かってくるようになる
みなさんもぜひ参考にしてみてください
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