HSP

【好奇心系繊細さん】HSS型HSPは実家暮らしをしないほうがいい?


実家暮らしは自分の好奇心を腐らせる可能性があります。

どうも、しょくのこです。

今回は「HSS型HSPは田舎の実家暮らしをしないほうがいい」という話をしていきます。

といっとて誤解のないようにお伝えしておきますが

「HSS型HSPを自覚されている方が全員がそうだ」というわけではなく

昔から家族に対して

「気を遣っていると自覚してる」

「肯定してくれる人がいない」

と感じているは「田舎の実家暮らしをしてはいけない」という感じです。

ちなみに今回の話はHSP気質が強めなHSS型HSPよりの話になるかと思います。

実家暮らしをしているHSS型HSPが陥る思考

HSS型HSPを自覚されている方は好奇心旺盛でスイッチの切り替えが突然だったり、興味が次々と移り変わることが多い傾向にあり「良い意味でも、悪い意味でも」家族を振り回してしまうことがあります。

ちなみにここでいう「家族を振り回す」とは

好奇心旺盛な行動が原因で家族をとても心配させたり、驚かせて疲れさせてしまう

という意味です。

これ経験ある方多いと思います(^^;

でも当人は家族を振り回してる自覚がなかったりもします。

本人にとっては自分の感性のままに行動しているだけなので「周りを振り回してる」ということを自覚しにくいんですよ(^^;

そのわりに家族に対して「とても気を遣っている」と思い込んでいる場合もあります。

その場合は「気を遣って行動している」という意識が原因で

自由に動き回れなくて

「いろいろと気を遣って動いているのになんで認めてくれないんだ」

と家族に対して不満を持つようになることもあります。

でも家族の方からしたら好奇心のままに自由に動いているように見えたりするんですよ。

田舎と都会の場合

田舎に住んでいる方の場合はなお不満を強く感じてしまうことがあります。

なぜかというと「物理的にも精神的にも好奇心を発揮できる場所が少ない」という面が田舎にはあるからです。

おそらく田舎の実家に住んでいる方は心当たりあるのではないでしょうか?

まず「家族に対して気を遣っているな」とか「家族に肯定されないな」とか、そういうストレスを発散させるための娯楽が圧倒的に少ないんですよ。

都会に住んでいれば少し外に出るだけで多種多様な人がいますし、コミュニティや娯楽などもたくさんあるので溜め込んでしまいがちなストレスを発散できる場所が多いといいますか…

もちろん、ある程度刺激のある環境なので疲れてしまうことはあると思いますが

「発散する手段の選択できる」ので、それは自分で行動をコントロールすればいいだけですし

そういう部分でいうと田舎は厳しいですよ(^^;

娯楽がない上に人との付き合いが重要になることが多い田舎に住んでいる場合は

自分の交友関係、父親や母親の交友関係、親戚、職場関係など、自分のことを知っている人がとても多く

好奇心の行動が小さい子供のうちは気にならない人でも、当人が成長していくと「奇妙な行動をしている」と捉えられるようになり、噂になってしまったりとか

そこでなんとなく無意識で自分の感覚に気づき

「家族に迷惑をかけてしまうかもしれない」

と感じて自分の気持ちを隠してしまうこともあります。

「感性の思うままに自由に行動できなくなっていく」みたいな感じですね。

私の体験を言うと

休日に田んぼ道を散歩するのが好きなのですが

平日が休みということもあり「他の人に何か噂されてしまうかもしれないからそんな時間にでかけるのは辞めて」と家族に言われたりすることがあって、すごくストレスを溜めていた時期がありました。

私からしてみれば「恥ずかしいことは何1つしてないのになぜ?」と思っていましたが、家族の気持ちを汲んで自分の一番したいことを抑え込むようになりました。

他の人の体験でいうと

カメラがとても好きな男性が、地元の田舎の写真を撮っているときに「怪しい人がいる」と噂されてしまったことがあり「写真を撮るために毎回遠出をするようになってしまった」という方もいました。

「それってどっちも気にしなければいいんじゃない?」という人もいるかもしれませんが

田舎というのはある意味「組織的な感じ」になっているところもあるので

監視好きで噂好きな人がいるんですよ。

そこで余計なトラブル巻き込まれてしまってる方も実際います。

なのでHSS型HSPを自覚されている方は

「積極的に家族に対して気を遣う、外に出たら出たで外用の気の遣い方をする」

という感じにでいて

それを続けているうちに「自分はちゃんとしてないと居場所がない」と思い込むようになり、完璧主義に拍車がかかってしまいます(-_-;)

こうなるとひたすらストレスを溜め込んでしまい、最悪体調をおかしくしてしまうこともあります。

家族からしてみれば

「好きなことをしているのになんでストレスを溜めるの?」

と思われてしまいますが

それはあくまでも家族の気持ちを無意識に汲んで「自分が一番したいことを抑え込んでいる」

つまり「自分がいつも家族に認められる範囲のことしかできていない」のでストレスを感じてしまうんですよ。

この部分を家族に理解されなくてもどかしく感じている方も多いと思います。

おそらくみなさんが思うんじゃないですかね?「本音を言えたらどれだけ楽なことか」と(^^;

ちなみにこれは趣味だけに言えることじゃなく働きたい意欲があるのに働けない方も同様です。

特に田舎って求人が少ないですし、就職しようとしたとしても必ず知り合いが周りにいるじゃないですか?

なので

「近しい人だからこその強い刺激を受ける」

「近しい人に見られてるから完璧でなければいけない」

「家族の気持ちを組まなければいけない」

という、ある意味プレッシャーのようなものを感じて今一歩前に踏み出せなくなってしまうということがあるんですよ。

実家暮らしのHSS型HSPが抱えてしまう問題の実例

田舎の実家に住んでいるHSS型HSPが抱えてしまうかもしれない問題について話してきましたが

ここからはとある山陰地方の田舎出身の20歳の女性の例も紹介していきます。

彼女の両親はすごく気難しい性格で「怒られないように、気に入られるように…」という立ち回りをして、幼いころからとても気を遣っていました。

もっと簡単にいうと「両親が気に入らないことはできない」という環境だったそうです。

本来ならそんなことは無視して自分の好きなようにするのがベストです。

彼女自身もそれをわかっていて好きなことを楽しもうと、中学生当時はハマっていたサイクリングで町のあちこちにでかけていました。

しかし、両親から「知り合いにお前が休みのたびに自転車であちこち回っていることを言われたから止めておきなさい」と言われ、好きだったサイクリングを辞めてしまいました。

いはゆる「気を遣って自分が一番したいことを抑え込んでしまった」そうなんですよ。

この話ってどうでしょうか?

もしかしたらこの記事を読んでいる方で、同じような経験したことある人がいるのではないでしょうか?

彼女は幼少期から

「それは止めておきなさい」

「それならいいんじゃない」

といういわゆる「親フィルターを通り越したものしかやらせてもらえなかった」という環境で育ったので

成長する中で「両親に迷惑をかけてはいけない」という家族の気持ちを汲むことを自然と優先するようになってそうなんですよ。

ちなみに彼女は「家族に気を遣う気持ち」が強く出すぎてしまい、反抗期もなかったそうです。

子供ながらに「反抗して親を困らせるのは良くないな」という感覚だったそうで

彼女は自分が好きだったサイクリングのことを両親に言われてからは

より気を遣うようになって両親に本音が言えないまま成長し、高校生になると「自分を偽らないと家には自分の居場所がない」と感じるようになっていました。

彼女はなんとかその状態から抜け出そうとして、住んでいる地元の田舎に唯一ある喫茶店だったり、ボランティアサークルとかに行ったり、田舎町のいろいろなところに顔を出して

好奇心を発揮したり、ストレスを解消したりする行動をし始めたのですが

ここでも母親に「そんなことをするより勉強のほうが大事だからちゃんと勉強しなさい」と言われてしまったそうです。

高校3年生になった彼女は両親の言動にうんざりしつつも、それをはねのけて好きなことをしようと行動できない自分にもストレスを感じてしまい、進路を決めることすらできなくなっていました。

当時は相当追い詰められていたそうです。

でも彼女自身「気難しい両親が嫌い」というわけではなく、むしろ好きだったこともあって余計に葛藤してしまったそうです。

そのあと彼女はどうなったかというと

高校3年生になって先生と進路相談をしていく内に

「自分のことは自分で決めないといけない、誰かに気を遣っていたらいつか自分を見失ってしまう」

ということに気づき

田舎から東京にある大学に進学し、東京での自由気ままな生活を送っているそうです。

地元で生活していたころの話を聞くと

「地元は嫌いではないけど、地元だと自分がなくなっていく感覚がしていたから、東京に出てきてよかったと思います。いろいろなものがあって便利だから都会に出てきたというよりかは自立して生きたいと思っていたら都会に来た、という感じです」と話していました。

東京での生活は「とても刺激的で毎日疲れる」とも言っていましたが、今は学生時代に辞めてしまったサイクリングを再び楽しむようになり、うまく自分の感受性と付き合っていけているそうです。

まとめと総評

今回の内容の復習の前に私が思ったことを少し話させてください。

今回の記事を作るうえでいろいろな方から聞いて思ったことが

みなさん

「自分の本当の気持ちはわかっているけど、気を遣ってそれを選ばない」

ということです。

これどういうことかというと

「自分の好奇心に気付いていながらも自ら抑え込んでいる」という状態なんですよね(^^;

この状態って相当忍耐力が必要ですし、ストレスを溜めることだと私は感じました。

だって「いつもは突発的に動いてしまうような好奇心」とうまく付き合うのではなく

「無理やり抑え込んで自らを動かないようにしてる」という感じなので

この好奇心の抑え方は自分の感受性を良くない方向に進めてしまうこともある気がしています。

例えば

「感動するものから受け取る良い刺激」「悪い情報から受け取る負の刺激」があったとして

「負の刺激ばかりを強く受け取ってしまうようになる」といいますか…

幸せな刺激にも敏感なはずなのに幸せなことがあっても良い刺激を感じなかったりといいますか…

そういう可能性もあるので

人に迷惑をかけない好奇心であればどんどん発揮するべきだと思うんですよね。

私は悪い刺激を強く感じ取るよりかは、疲れたとしても良い刺激に敏感でいたいです。

それでは今回の内容をさらっと復習していきます。

・実家のある田舎に住んでいるHSS型HSPで「家族に気を遣っている」「家族が肯定してくれない」と感じていて、地元の人間関係を気にしすぎている人の場合は完璧主義に拍車をかけストレスを溜め込んでしまう

・HSS型HSPは家族や田舎の人間関係を気にして「自分が一番したいことを抑え込み」それが周りの人に悟られないような行動を無意識にしてしまう、でも本当は本音を言いたいし、気付いてもらいたいとも思っている

・HSS型HSPは自分の好奇心を無理やり抑え込むようにすると、悪い刺激を受け取る感受性が敏感になってしまう

今回は「HSS型HSPは田舎の実家暮らしをしないほうがいい」という話をさせていただきました。

※Amazonアソシエイトでリンクを作成しています。

◆私がおすすめの癒しグッズも紹介しておきます↓